住職の徒然記

隣の芝生は青い

朝、目覚めることが出来たことに感謝。夜、一日を終えれたことに感謝。当たり前じゃないから有難いものです。

人間必ず限界があります。ピンチがピンチを生むと、強がってみせたり我慢していても肉体や精神にいつか弊害をもたらします。その限界は人には見えぬもの。自らの限界は自分にしかわからないものです。

限界スイッチは身体に何らかのシグナルを送ります。イライラしたり、悲観的になったり、心身のバランスを崩し終いには敵味方の区別なく不安を覚えます。肉体を患いもします。誰かに助けを求めたり、すがりたいはずなのに自らを閉ざしてしまいます。言いたくても言えない。言いたくても言わない。茨の道だからこそ誰も巻き込みたくない、迷惑かけたくないっていう最後の足掻きが、唯一の心の支えとなって無理を通してしまいます。

心配してるって責め立てられプッレッシャーを感じるより、優しい言葉が一言欲しいんですよね。この茨の道を進むこと、いまは理解されなくても、10年後、20年後、必ずどこかで誰かが理解してくれるはず。いまはそれを信じ唯々突き進んでいくしかないですよ。だからどんなに苦しくても辛くてもいつも笑顔で前進です。でも、自分の限界は自分で分かりますよね。

「隣の芝生は青い」という諺がございます。自分より他の人が良く見えるという意味ですが、私もよくそんな目で色々なものを見てしまうことがあります。人間の卑しさですね。この卑しさが世を羨み人を妬む感情を生み出してしまうんでしょうか。羨み妬まれる方もまた辛いものです。人生思い通りになんてならないのに。ならないからこそ他に目が向いてしまいます。もっとも人間らしい感情なのでしょうか。

なんでこの諺を持ち出したかと言いますと、いま、サッカーのワールドカップで盛り上がっているのに、時折冷たい声を耳にするからです。華やかに見える選手達。輝かしいが故に批判も受けます。でも彼らは輝かしき選ばれし者というより、どんな苦も乗り越え、諦めず投げ出さず人一倍努力した者達の集まりです。だからグランドに立つ選手達は皆輝かしく見えるのでは。目に見えぬところに真実があります。努力があります。選手一人一人の努力を敬い、参加する全ての国の選手を応援したいものです。       合掌

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